聖霊降臨節第19主日世界聖餐日・世界宣教日礼拝

◎２０２０年１０月４日（日）礼拝

本日は世界聖餐日・世界宣教日礼拝として主日礼拝を守ることができました。主イエス・キリスト、キリストの思いを受け継いでお働きなさっている各国の宣教師の方々の上に、神さまの豊かなお導きとみ恵みがありますようお祈りいたします。

◎説教メモ「月の表だけ見て・・・」金 鍾圭牧師

　幼い頃から夜空を見るのが好きだった。特に日によって形が変わっていく月には目が離せなかった。小学生になり、ある事実を知った。月の公転と自転の日数が同じであるため、地球からはどんなに見ても月の表側しか見えない。衝撃と同時に宇宙に対する神秘さに感心した。

　初めて人類が月の裏側を観測したのは1959年のことで、当時ソ連のルナ3号が月の裏側の撮影に成功した。その前まで人類が月の全てを理解することはできなかった。月に近づいたから、月の全体像が見えたのである。

　私たちは神を信じていると言う。しかし、神をどこまで知り理解しているのか。神に近づいてないまま、自分たちの知識の範囲で神を知っていると勘違いしていないだろうか。パウロが告白しているように神の富と知恵と知識は、我々の想像を遥に超えている。だから私たちに神の愛を示すために御子イエス・キリストを送ってくださったのだ。

　計り知れない神の愛の深さを私たちは理解しているのか。月の表側を見るだけでは、月の全体を知ることができないように、神に近づかなければ、神を知ることはできない。私たちの傲慢さの上、遠いところから自分たちの知識だけを頼って神を知っていると思うことではなく、神と向き合いながら神の道を歩んでいきたい。　

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