聖霊降臨節第15主日礼拝

2022年9月11日（日）主日礼拝

• 世界の平和のためにお祈りください。

• 来会の際、マスクの着用、手指の消毒、検温などの対策にご協力お願いいたします。

• Youtubeにてライブ配信は継続して行います。どこにあっても礼拝をささげることができ、その場に主がおられることを心に留め、今は自分と隣人の「命」を守ることを最優先にしていただきたく思います。皆様のご協力をお願いいたします。皆さまの歩みの上に、聖霊の豊かなお導きと慰めがありますように。

◎説教「かしこいとは」（列王記上・3：5〜9）

　上智大学の校名がギリシャ語の「ソフィア（ソピアー）」に由来することはご存知だと思うが、大学のHPでその意味を「人を望ましい人間へと高める最上の叡智」と紹介している。望ましい人間とはキリスト教的に言えば、神を畏れる者であり、それが真の知恵だと聖書は語っている。

　ソロモン王はそれを体現した人物として描かれる。王座に着く時、何事でも願うがよいと神に言われた彼は、民を治めるために正しい判断ができる知恵を求めた。神はそのことを高く評価される。その後のソロモンの裁判は、あまりにも有名だ。指導者にとって最も必要なものは何かを、現代でのその担い手たちにも理解してほしいものだが…。

　多くの情報が簡単に入る時代は、誰でも物知りになれる。自分の頭を使わなくとも技術が物事を解決してくれる。語弊があるかもしれないが「賢さ」は必要なくなるのではないかと思うことがある。

いやだからこそ、私たちはより一層「しこいく」なければならない。物事を正しく判断できるように。真の知恵を求めていきたい。

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