聖霊降臨節第18主日礼拝

◎2020年9月27日(日)礼拝


秋風が吹いてくる季節になりました。季節の変化によって神様の恵みを感じます。

不安な日々が続いていますが、主のお助けとお導きが豊かなにありますようお祈りいたします。

新しい一週間も、み言葉によって力を頂いて歩むことができますように。



◎説教メモ「しっかりと立つには」仲程愛美牧師


 愛は苦だと説き悟りを妨げるものだと釈迦が教えたのは有名な話だが、彼は愛を否定したのではない。人の愛には限界があることを語るためだった。人が抱く愛の裏側には区別、執着、優越、排除など、一転すれば刃となり得る感情がはらんでいる。

 パウロはエフェソ教会で起きている内分裂を危惧してこの手紙をしたためた。人間の思いや考えに翻弄される状況から解放してくれるのは、人を超えた存在、キリストしかいない。手紙で一貫して語られるパウロ からのメッセージだ。

 人の愛は脆く不確かだ。だからこそ人は、キリストの愛に触れた時、その無限の慈しみ、力強さ、温かみ、優しさを少しでも知ることができ、愛に根ざそうと踏ん張れるのだと思う。

 時代が揺らげば、世界が迷えば、自分の足がどこに着いているかも分からなくなる。そんな時しっかりと立つには、イエスを心に迎えるしかない。無限の愛が「私」を支えてくれることを信じて。


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