降誕節第８主日誕生者祝福礼拝

◎２０２１年２月１４日（日）礼拝

　昨夜、東北に震度6強の強い地震が発生しました。この地震によって被害を受けている方々、不安や辛い思いに拘っている方々の上に主の豊かな慰めとお導きがありますようお祈りいたします。

　家庭礼拝、ライブ配信による礼拝など、それぞれの場で主日礼拝が守られ感謝いたします。新しい始まる一週間も主の豊かな恵みの内に歩むことができますようお祈りいたします。

　礼拝はどこにあってもささげることができ、その場に主がおられることを心に留め、今は自分と隣人の「命」を守ることを最優先にしていただきたく思います。皆様のご協力をお願いいたします。

◎説教メモ「期待通りでなくとも」マタイによる福音書１４：２２～３６、仲程愛美牧師

　弟子たちはさぞ心細かったに違いない。後から行くと言いながらまだ来ないイエス。逆風によって思うように進まない舟。どの状況を見ても安心できる要素がない湖上の一夜。追い討ちをかけるように何か白い影がこちらに向かってくる。恐怖そのものでしかなかっただろう。

　嵐を沈め、５千人に食べ物を与えられたイエスを間近で見ていたはずの弟子たちは、この時に何を求めていたのか。イエスがどのように舟まで来られ、どうやってこの状況を解決することを望んでいたのか。イエスに声をかけられた弟子たち、特にペトロの反応はすごく滑稽に写っている。イエスの想いを汲み取れていない弟子たちの姿は、私たち自身なのかもしれない。

　人間は困難な時ほど「こうあってほしい」「解決手段はこうあるべきだ」と自分本位の思考回路に陥り、神に対しても自分の思いを勝手に期待しているだけなのかもしれない。イエスはその私たちに思いがけない方法で近づいて来られる。その時「私」はどう応えることができるのだろうか。

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