降誕節第５主日礼拝

◎２０２１年１月２４日（日）礼拝

　家庭礼拝、ライブ配信による礼拝など、それぞれの場で主日礼拝が守られ感謝いたします。新しい始まる一週間も主の豊かな恵みの内に歩むことができますようお祈りいたします。

　礼拝はどこにあってもささげることができ、その場に主がおられることを心に留め、今は自分と隣人の「命」を守ることを最優先にしていただきたく思います。皆様のご協力をお願いいたします。

◎説教メモ「光が射し込む」マタイによる福音書４:１２〜１７、金鍾圭牧師

　新約聖書の福音書では「実現するためである」という表現がよく使われるが、これは主にメシア預言と関係がある。旧約時代に、預言されたメシアに関する言葉をイエスが実現する。もちろん、イエスこそが旧約時代から預言し続けてきたメシアだと強調したい本書の記者の意図があるのは分かる。が、預言を実現するために事を運ぶイエスの御心に目を注ぎたい。

　預言というのは実現したからこそ、その権威が成り立つ。実現されない預言はただの妄想に過ぎない。だがイエスは旧約聖書のメシア預言を実現して下さった。ご自身がメシアであることを表す意味もあるだろうが、私はどんな小さな声でも忘れず実現してくださる神の計り知れない大きな恵みではないかと思う。

　神は私たちに約束して下さったことを決して忘れてはいない。いつも覚えてくださり、わたしたちの声に耳を傾けてくださる。その神の恵みこそ、闇の中にいる私たちに射し込む大切な光ではないだろうか。

　日頃の私たちの嘆き叫び声を神は聞いてくださり、それに相応しい道を歩むように導いてくださる。その計り知れない恵みを与えてくださる神と共に生きていく私たちでありたいと願う。

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