降誕節第主日礼拝

2022年1月23日(日)主日礼拝

  • フィリピンに台風22号が直撃し、甚大な被害がありました。被災地であるフィリピンを覚えてお祈りください。

  • 来会の際、マスクの着用、手指の消毒、検温などの対策にご協力お願いいたします。

  • Youtubeにてライブ配信は継続して行います。どこにあっても礼拝をささげることができ、その場に主がおられることを心に留め、今は自分と隣人の「命」を守ることを最優先にしていただきたく思います。皆様のご協力をお願いいたします。皆さまの歩みの上に、聖霊の豊かなお導きと慰めがありますように。



◎説教「継承の大切さ」(マルコによる福音書・1:2128)

 イエスが汚れた霊に取り憑かれた男から霊を追い出された時、目撃した群衆は驚いた。彼らは何故驚いたのか。単純にイエスが祓魔を行ったからなのか。確かに驚くべきみ業だが、当時は既に祓魔師(エクソシスト)が存在していた。

 群衆が驚いたのは、呪文や複雑な方法で祓魔を行う者たちと違って、イエスが言葉で汚れた霊を従わせたからだ。その中で現れた「新しい教え」を目撃した彼らはイエスについて「律法学者のようにではなく、権威ある者」として受け入れたのだ。

 律法学者は律法の伝統を守り研究する者だ。律法はモーセが神から与えられた言葉(十戒)に基づく。イエスの言葉も神からのもので、二つには大きな違いがないはずだ。しかし、群衆は二つの間に明らかに違いを感じた。本来ならばどちらでも神の言葉であるはずなのに…。ここで継承の大切さが問われるだろう。

 当時の律法学者が必死に守り続けた律法は歴史の流れと共に人間が付け加えたものである。だが、イエスの教えは神の言葉である。伝統ならなんでも継承するという姿勢は避けていただきたい。「何を」継承しないといけないのかを常に考えながら歩んでいきたい。

 


#日本キリスト教団石橋教会#UCCJ

#日本キリスト教団 #降誕節

#ライブ配信#池田市 #阪急石橋駅