復活節第主日母の日・誕生者祝福礼拝

2023年5月14日(日)主日礼拝




説教メモ「信じるちから」仲程愛美牧師


 言葉が力をもつという信仰はキリスト教に限定されたものではない。古代社会では言葉には霊がやどると考えられいた。言霊の言い伝えは東西問わずに存在する。天地創造をそれと同等にみるのはキリスト者として少し憚れる。しかし側からみると、神やイエスの言葉は、その要素に当てはまるだろう。そのようなことを思わされる本日の箇所だ。

 イエスに助けを求めた百人隊長はローマ兵であった。本来ならユダヤ人との温かな交流は考えられない。だが、ここに登場した百人隊長は長老たちからも人望もあった。その彼が、自分はイエスを迎え入れる立場にないとし、ただイエスの言葉を求めただけだった。イエスの一言があれば、部下は癒されると本気で信頼したのだ。

 信じるちからは身の丈を弁えているからこそ、より増して強くなるのかもしれない。み言葉の前に謙虚でありたい。



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