聖霊降臨節第14主日礼拝

◎２０２０年８月３０日（日）礼拝

本日も暑い日でした。コロナや、熱中症に気をつけながら、大変な時期を過ごしていますが、主のお助けとお導きを願いつつ歩んでいきたいです。礼拝後、共育コア会がありました。

◎説教メモ「ゆるされて生きる」仲程愛美牧師

　「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。」人を裁くことなかれと教えられたイエスのウイットに富んだ一言は、聞く人の目を覚まさせる。ましてや、突然かがみ込み沈黙する行動は、その場に居合わせた人々の度肝を抜いたことだろう。

　コロナ禍に自粛警察が生まれた。己の正義の基準のもとに他人を裁く。自分は正しいことをしている。人間のこうした心理は他者への攻撃を加速させる。他人の粗探し、欠点ばかりが目につくようになるのだ。

　罪を犯した女をイエスの前に引き連れてきた者は、イエスを貶めようと企んでいた。そのためにこの女性を利用した。自分たちの正当性を示すために、悪者を徹底的に追い詰めたのだ。そうした彼らの意図を見抜いたイエスが起こした行動は、真の意味で正しく、潔かった。

　ゆるされて生きることこそ、人としての尊厳を守ることなのかもしれない。

　ゆるすことの難しさ、ゆるされることの貴さ。イエスの言葉は、今も私たちに問いかけている。

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