受難節第1主日礼拝

◎2021年2月21日(日)礼拝


 受難節に入りました。主イエス・キリストが、わたしたちのためにこの世に来られた意味を思いながら、この受難節を歩みたいと思います。


 家庭礼拝、ライブ配信による礼拝など、それぞれの場で主日礼拝が守られ感謝いたします。新しい始まる一週間も主の豊かな恵みの内に歩むことができますようお祈りいたします。


 礼拝はどこにあってもささげることができ、その場に主がおられることを心に留め、今は自分と隣人の「命」を守ることを最優先にしていただきたく思います。皆様のご協力をお願いいたします。


礼拝後、定例役員会がありました。

 


◎説教メモ「すべての誘惑を超えて」マタイによる福音書4:1~11、金鍾圭牧師


 「キリスト」の三職務は預言者、祭司、王とされている。これらは神によって油が注がれた職務である。「キリスト」とはヘブライ語「メシア」のギリシャ語訳で、「油注がれた者」という意味である。

 本書に記されているイエスの誘惑では、イエスが誘惑する者(サタン)から3度誘惑を受けている。石をパンに変えること。神殿の上から飛び降りること。誘惑する者にひれ伏して拝むこと。

 これらの誘惑の内容は、キリストの三職務と関係があるように思われる。パンは命を意味し、我々は「神の口から出る言葉」によって生かされている。預言者は旧約時代において神の言葉が告げる存在だった。神殿は祭司の働き場であり、「繁栄されているすべての国々」は王と関係していることが読み取れる。

 つまり、イエスが誘惑を受けることは彼こそがキリストであることを示している。キリストの聖なる職務はサタンに従って得るものではない。神から油を注がれるように、神が授けるものであることを私たちに表しているのではないのか。

 イエスは誘惑に負けるのではなく、それを超えてご自身の職務について受けとめられた。私たちは当然弱い存在である。しかし、イエスが示して下さったように、すべての誘惑を超えて、自分たちの正しい生き方を目指して歩む者になりたい。



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