聖霊降臨節第主日礼拝

2023年7月23日(日)主日礼拝



説教メモ「先取り?男女共同参画!仲程愛美牧師


 エボディア、シンティケ。この名前はここにしか登場しない。2人がどんな人物だったのか。推測されるのは意見の違いにより対立していた女性たちであったことのみ。それ以上の情報は残されている手紙だけでは分からない。

 パウロは2人の状態を憂いて「主において同じ思いを抱」くようにと勧めた。周りの人々にも彼女たちを支えるようにお願いする。これらの記述は、初代教会の様子を浮かび上がらされる。意見の違いが起きるのは今も昔も変わりない。注目したいのは、女性たちの名前が綴られていること。教会の中で、女性もある種の立場を持って働いていたことが窺える。

 男女の格差をなくそうする取り組み、それ自体は良いことだと思う。ただその目的が手段になっていないか。疑問を感じることがある。初代の教会の歩みに触れる時、そこには性別を超えて「その人」の働きを認め合い、支え合うとする姿が映し出されているように感じる。



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