聖霊降臨節第3主日礼拝
聖霊降臨節第3主日礼拝
2025年6月22日(日)主日礼拝
聖霊のお働きにより、主の平和が世界に満ち、あらゆる争いや差別により苦しんでいる方々、また被災地におられる方々の上に、神さまの豊かなお慰めがありますようお祈りいたします。
説教「探し求めさえすれば」仲程愛美牧師、使徒言行録・17:22〜34
パウロはアテネで見た光景に「憤慨した」という。その理由は至る所に偶像があったからだ。パウロの宣教先の多くはこうした異教の地であった。興味本位で耳を傾けてくる人々に、彼は何としてでも「福音」を伝えようと奮闘している姿がある。
アテネの人々が信仰に熱い事実を認めながら、その鉾先にあるべきものを確実に示したい。知られざる神の正体を解き明かしたい。パウロの説教はその核心に触れていく。万物全てによって現される神を探し求めさえすれば、見い出すことができる。神を人間の範疇に収めるのではない。人間が神に近づく(悔い改めの方向転換)必要があるのだ。その意味でイエスの復活は神からの確証なのだ。
こう断言するパウロの言葉に、集まっていた人々は拒否を示す。イエスを通して示される神の存在を人々は受け入れられない。目で見るもの、形あるもの、確認できる事柄でしか捉えたくないのだ。我々にもその視点はないかと問われているようだ。
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