聖霊降臨節第12主日礼拝

2022年8月21日(日)主日礼拝


  • 世界の平和のためにお祈りください。

  • 来会の際、マスクの着用、手指の消毒、検温などの対策にご協力お願いいたします。

  • Youtubeにてライブ配信は継続して行います。どこにあっても礼拝をささげることができ、その場に主がおられることを心に留め、今は自分と隣人の「命」を守ることを最優先にしていただきたく思います。皆様のご協力をお願いいたします。皆さまの歩みの上に、聖霊の豊かなお導きと慰めがありますように。



◎説教「パウロ配慮」(使徒言行録16:1〜5)

 パウロはエルサレム会議の報告とテモテを助力者として迎えるため、デルべとリストラを再訪問した。この地で起きた出来事が読者に一つの「矛盾」を抱かせる。それはパウロがテモテに割礼を授けたことだ。エルサレム会議の結果、異邦人が割礼を受けなくとも、神の救いの恵みを預かることに同意した。テモテは母がユダヤ人だが、父はギリシャ人であるため、割礼の義務を行う必要がなかった。

 なぜ、パウロは自ら主張したことをひっくり返す事態を招いたのか。単純な矛盾だったのか。ここにはユダヤ人に対するパウロの「配慮」があったと思う。テモテは立場上、割礼の義務はなかったが、これから活動する地域にはユダヤ人のディアスポラも少なくない。パウロはその人々の「ため」にテモテに割礼を授けたのだ。

 もちろん、エルサレム会議の決議を理由にテモテに割礼を授けない方法もあった。しかし、パウロは相手にキリストの福音を受けさせるためなら、自分の主張や、プライドをゴミのように捨てることができるのであった。他者に気を配り、共に生きる道を模索することが、今の世の中に求められている。


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