復活節第主日礼拝

2023年4月30日(日)主日礼拝




説教メモ「弟子たちの望み」仲程愛美牧師


 イエスの給食を体験した人々は、後日再びイエスを捜した。空腹を満たしてくれるその奇跡にすがりつきたい、命を守ってほしいという切実な願いがあった。イエスはそのような人々に語られる。「満腹になりたいからついてくるのか。永遠の命に至る食べ物があることを知らないのか。神のくださるパンは世に命を与えるものだ。」

 物質的な助けを求める人々は「そのパンをください」と頼んだ。けれどイエスの応えはその次元を超えていく。「私が命のパンだ。私を受け入れよ」と。ヨハネ福音書はイエスが何者であるかを身近なもので表していく。食べ物としてご自身を示されるイエスは、ご自分が生きるために必要不可欠な存在だと伝えている。それは同時に、生きるとはどのようなことかを問いかけているようにも感じる。

 そのパンをくださいと求める私たちは、何を得ようとしているのか。命のパンに生かされる者でありたい。



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