聖霊降臨節第12主日礼拝

◎２０２０年８月１６日（日）礼拝

厳しい暑さが続いております。皆様ご自愛ください。

感染予防対策を実施しながら、主日礼拝を子どもと大人がともに守ることができました。

1日も早くその状況が終息されることを切に願っています。

辛い思い、悲しい思いに抱えている方々の上に、主の豊かな慰めがありますように。

また、医療従事者の方々の上に、主の恵みがありますようお祈りします。

礼拝後、定例役員会がありました。9月以降の集会、協議事項などを話し合いました。

◎説教メモ「原点に戻ろう」金 鍾圭牧師

　先日「東京裁判」というドラマを観た。太平洋戦争の責任を問うため、各国から集められた11人の判事たちは自分たちの背景や経験、そして価値観を貫き裁判に挑む。その中、ある判事は次のように語っていた。「今後も強い国と弱い国が存在する以上、戦争は避けられない悪です。国際社会は戦争を犯罪と見なせるほど成熟していない。よって現状では個人を裁き罰することはできません。」

　人間が人間を罰することができるだろうか。その基準はどこから生まれるのか。成熟されていない国際社会を指摘した判事の言葉のように、私たちは未熟のままなのかもしれない。だから、紛争や争いは今でも続いているのだろう。

　私たちに必要なことは、原点に戻ること。では何が私たちの原点であるのか。神の掟を守ることなのだ。簡単にも見えるが、それが中々できない。なぜなら悪がすでに私たちの内に存在し、私たちを妨げているからだ。この悪と闘うことが信仰の道である。神を愛するように、他者を愛すること。それが私たちの原点だ。信仰の成熟を成し遂げられる道を歩んでいきたい。

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